サブリース（転貸借）

サブリースとは

賃貸借物件を第三者に転貸する事です。いわゆる転貸借契約となります。

貸倉庫・賃貸オフィス・貸事務所では、サブリース会社が所有者から貸倉庫・貸ビルなどの物件を全て借り上げて、各企業(第三者)に転貸借をする運営方法となります。

この場合、契約上の貸主は所有者ではなく、サブリース会社となります。

サブリースは、所有者が個人であったりする場合に貸倉庫や貸ビル運営管理を一括管理的に行う為、サブリース会社に任せてしまう事になります。

物件所有者　メリット

所有者としては、所有者の借主として存在するサブリース会社が倉庫やビル等の建物運営管理を全て行なってくれますので、日々の煩わしさがなくなります。

サブリース会社は、第三者となる転借人に対して、転貸する事を目的としておりますので、必ず転借人を迎え入れる事になります。

所有者としては、エンドユーザー賃料額とサブリース会社の賃料額の誤差に対して目が行きがちではありますが、サブリース会社が借主であり、転借人が連帯保証人の役割を担ってくれるような契約形態になりますので、より安心感を得る事ができるのです。

物件所有者　デメリット

物件所有者が感じるデメリットは、既に前述した通り、エンドユーザーへ賃貸する金額よりも低くなってしまう事です。

但し、10年、20年と言う長いスパンで考えた場合には、入居者入れ替え時における改修工事や、募集広告に対する他の不動産会社への報酬支払いを行わなくても良いと言うメリットもあります。

入居者　メリット

サブリース会社は、不動産会社である事がほとんどです。という事は、入居者に対する貸主は、不動産のプロである不動産会社ですので、倉庫などの建物に何かあればそのサブリース会社がキチンと法に則って対応してくれる事になります。

尚、サブリース会社が貸主として賃貸募集を行なっている物件を、サブリース会社より直接賃借する場合、最大のメリットは、仲介手数料が無料であると言う事です。

当社も当社が貸主として入居者募集を行なっている物件は仲介手数料無料です。

※ 但し、当社が貸主では無い物件の場合は、仲介会社としての立場となりますので、宅建業法上定められている仲介手数料が必要となります。

ただ、全てのサブリース会社がプロであり、真っ当に対応してくれるとは限りませんので、その点には入居者側より精査が必要になります。

※ ちなみに当社は、地域密着型の事業用物件に特化したサブリース会社です。

入居者　デメリット

入居者のデメリットは、賃料額が高いと思われがちですが、実際はそうではありません。

確かにサブリース会社が所有者より賃借している賃料額は、入居者に転貸する金額よりも低いですが、当社を含むサブリース会社は不動産のプロです。

サブリース会社は、近隣相場相当で無ければ転貸する事ができない事も十分に理解しておりますので、サブリース会社より募集されている金額は近隣相場相当である事がほとんどです。

よって、入居者にとってはメリットほどのデメリットがほとんどありません。