スケルトン渡し
2020年2月21日
床・壁・天井などの内装が、ほぼ一切なされていない状態で貸す事を言います。
オフィス・貸事務所ではあまり見かける事がありませんが、貸倉庫・貸工場・貸店舗として利用できる物件に見かけられる賃貸方法です。基本的に入居者が内装を行う事で、その企業の作業内容や店舗の好みのデザインに仕上げられ、自由度が高い為に、貸主は一切の内装を行わずに貸す事になります。
“現状有姿”と似ておりますが少し意味合いが異なります。
『現状有姿=そのままの状態』 ⇒ 残置物や前入居者の退去したままの状態である事が多いです。
『スケルトン渡し=何もない状態』 ⇒ 一切の設備や間仕切り壁などが取り除かれている状態です。
【所有者・貸主メリット】
スケルトン渡し=何もない状態…という事ですので、原状回復などのライン引きがはっきりしてます。何もない状態で借主へ引き渡すのですから、何もない状態=スケルトンの状態にして返却して頂くという事になります。
よって、原状回復のライン引きが明確なだけに、退去時にもめる事になり得にくいです。
【入居者・借主メリット】
事業を開始するにあたり、入居への改修工事負担金が掛かりますが、レイアウト自由度が高いです。