一棟貸ビル
2021年1月8日
一棟貸ビルとは…
一棟貸ビルは、自社ビルのように利用できる多層階事務所ビルや多層階倉庫兼事務所の総称となります。
多くの一棟貸ビルは、全てが事務所仕様になっているケースと、1階が倉庫になっており、2階~(空中階)が事務所仕様になっていることが多く、3~4階建ビルぐらいまでが賃貸物件としては存在しております。
5階建ビル以上は、建物として存在している事はありますが、1社単体での利用頻度が少ない為、募集物件としてはあまり存在しません。
一棟貸ビル メリット
一棟貸ビルの最大メリットは、【自社ビル】という見た目で全てを利用できる点です。傍目から見れば、入居者ではなく、所有物件のように見えるケースが多く、企業としてのステータス、その後の業務向上につなげる事ができます。
一棟貸ビル デメリット
デメリットとすれば、一部利用方法が変わったので、事務所区画が不足した、不要になった…という場合、簡単に運用を変更することが出来ない点です。一棟貸の賃貸物件の為、使用面積の変更に伴う点については、一棟貸ビルをそのまま継続利用し、不足分を近隣で借り増しするか、全く異なる物件への移転を検討しなくてはなりません。
まとめ
一棟貸ビルにはメリットもデメリットもありますが、実情としてはメリット効果の方が高く評価されております。
賃貸人である貸主にとっても、単独の1社にお貸ししている事になりますので、様々な調整が行ないやすいですし、共益費を設定しないため、賃借人である入居者に全て自主管理してもらうという行為が取れます。
賃借人としては、消防設備や機械警備、清掃などの自主管理を自ら行なわないといけませんが、ビル入居の共益費設定コストよりも安くなる傾向があります。
世の中の傾向ではありますが、大手企業も中小企業も、創業時は小さな貸事務所やコンパクトオフィスから業務を開始して、業績に応じて、倉庫兼事務所や一棟貸ビルへ移っていく傾向が高いです。その後、更に業績が伸びると、土地購入⇒自社ビル建築というケースになります。