平屋建倉庫
2020年12月23日
平屋建倉庫とは
平屋建倉庫とは、階層が無い1階のみの倉庫の事を言います。
平屋建倉庫は、とてつもなく大きな倉庫もありますし、10坪以下の倉庫(シャッター付ガレージ)も含まれます。
平屋建倉庫の特徴としては、比較的天井高があり、運送関係などの物流倉庫で利用される事や、自社商品の軽作業場などにも利用される事が多く、大変人気がある貸倉庫物件です。
平屋建倉庫は、基本的に建物内は何もない状態がほとんどですので、建物内の内装を改装する事で利用価値がどんどん変化しますので、人気がありますが、その分、賃貸条件として安い設定になっていないことが多いです。
これは需要と供給のバランスとして、需要の方が圧倒的に多いからという理由です。
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平屋建倉庫 メリット
天井高が高い完全なる「箱」的存在な感じですが、利用価値、利用対象となる入居者が多いため、非常に人気があり、スグに入居者が決定してしまう事が多いです。
多くの平屋建倉庫は、建築基準法上による建蔽率60%・容積率200%で建築される事が多いため、敷地内空地が敷地全体の40%近く生まれる事になりますので、基本的に車両やトラックを置くスペースがあります。
倉庫だけを賃貸するわけでは無く、このトラック置き場などにも利用できる前面空地もセットになります。
平屋建倉庫 デメリット
上記のメリットで紹介した通り、倉庫としての建物は「箱」状態である事が多いため、事務所区画が全くないケースも多く見られます。一般的に、貸倉庫の設備概念は、照明とトイレが最低限レベルであるだけで、それ以外は、基本的に何もないという認識をする必要があります。
それ以外の設備が平屋建倉庫には無い可能性が高いので、入居者の利用方法によっては、事務所を造作したり、トイレを増設したりする必要があり、それなりの改修工事が必要になる可能性が高いです。
自由度が高い反面の入居前改修工事が必要になる可能性が高いです。
床の高さが異なるケース
平屋建倉庫に限った話ではありませんが、一般的に「低床式」「高床式」という床の高さが異なるケースがあります。
低床式倉庫
「低床式」は、道路や前面空地と多少の勾配があるものの同じ高さの床レベルの倉庫となります。
倉庫内と前面空地などをフォークリフトや車両が行き来する場合などは、低床式倉庫がおススメです。
高床式倉庫
「高床式」は、その名の通り、倉庫の床レベルの位置が前面空地などから90cm~100cm高い場所にある倉庫です。
理由は、「箱車」と呼ばれるようなトラックの荷台と倉庫の床レベルを合わした内容になります。
要はその荷台のあるトラックから荷物の荷下ろしが行ないやすいという利点があります。
需要はそれなりにありますが、万人に人気があるわけではありません。